ASTM公式AM品質保証講演が好評、年内追加3講演が決定
2026年1月に実施されたASTM公式「積層造形の品質保証(AM Quality Assurance)」講演の好評を受け、このたび年内の追加講演が3件決定しました。
プロメシアン株式会社は、AM(アディティブ・マニュファクチャリング/積層造形)の品質保証について、国際規格に基づく講義・コンサルティング・実務支援を提供しています。ASTM公式としての講演機会に加え、日本法人プロメシアン株式会社としても、企業のみなさまのAM製品品質保証を支援しています。
AM技術の導入は着実に進んでいますが、一方で「試作から量産に進めない」「品質保証の考え方が社内で統一されていない」「国際規格をどう現場へ落とし込めばよいかわからない」といった課題を抱える企業は少なくありません。こうした背景の中で、AM品質保証を体系的に学べるASTM公式の講演への関心は高まっています。
今回の追加講演決定は、単なる開催回数の増加ではなく、日本国内でもAM品質保証への関心と実務ニーズが着実に拡大していることを示すものです。プロメシアン株式会社は、こうした流れの中で、講演による知識提供だけでなく、実際の品質保証体制づくりや導入支援まで一貫してサポートしてまいります。

1月講演で高評価を獲得した「わかりやすいAM品質保証」
2026年1月の講演では、AM品質保証という専門性の高いテーマについて、日本語でわかりやすく、かつ実務に結びつく形で解説しました。
AM品質保証という言葉は、技術者には重要性が理解されていても、実際には経営層、品質保証部門、製造部門、研究開発部門のあいだで認識に差が生まれやすい領域です。特に、材料、設備、工程、検査、オペレーター、文書化といった複数の要素が関わるため、断片的な理解だけでは十分な運用につながりません。
1月講演では、こうした複雑なテーマを、非技術者にも理解しやすい構成で整理しながら、現場で何を考え、何から着手すべきかが見える内容として提供しました。単に規格の名称や定義を説明するだけではなく、「実際の企業活動の中でどう使うのか」「どの部門がどう関与するのか」といった視点を交えてお伝えしたことが、高評価につながりました。
講演後には、「AM品質保証の全体像が初めて整理できた」「規格が実務とどうつながるのか理解できた」「社内で検討を進めるための共通言語として非常に有効だった」といった反響が寄せられました。こうした評価を受けて、さらに多くの企業・技術者の皆さまへ実践的な知見を届けるため、年内の追加講演が決定しています。
ASTM公式講演で扱う主な内容
ASTM公式の「Methods for Additive Manufacturing Quality Assurance(積層造形の品質保証)」では、AMの品質保証に必要な考え方と実務プロセスを体系的に扱います。
・ISO/ASTM国際規格に基づく品質保証の基礎
・材料認証・工程認証・オペレーター認証の考え方
・設備導入と運用で重要となるIQ / OQ / PQ
・高信頼性部品に求められる品質保証要件
・産業界における実例・ケーススタディ
AM品質保証では、単に「良い造形物ができるか」だけではなく、「安定的に再現できるか」「客観的に保証できるか」「要求仕様に対して説明可能か」が重要になります。そのため、材料特性、装置条件、工程管理、後処理、検査、教育訓練、文書化といった要素を個別ではなく、全体システムとして理解する必要があります。
講演では、その全体像を整理しながら、AM導入の初期段階にある企業から、量産や高信頼用途を見据える企業まで、幅広い参加者にとって有用な視点を提供します。
ASTM公式ページで公開されている名古屋開催回は、2026年5月20日にポートメッセなごやで開催予定で、講師はプロメシアン株式会社の古賀洋一郎博士です。
なぜ今、AM品質保証が重要なのか
近年、AMは試作や研究用途にとどまらず、実製品や重要部品への適用が進みつつあります。特に、航空宇宙、自動車、エネルギー、医療、重工業といった分野では、AMの柔軟な設計性や短納期対応力、在庫最適化の可能性が注目されています。
しかし、AMの価値を本格的に事業へ結びつけるためには、「造形できる」ことだけでは不十分です。市場で求められるのは、「品質を保証した上で継続的に供給できるか」という点です。ここにAM品質保証の重要性があります。
たとえば、同じ設計データを使っていても、装置条件、粉末特性、造形姿勢、熱履歴、後処理条件、検査方法によって、最終品質には差が生じる可能性があります。こうしたばらつきを理解し、管理し、再現性を高めていくことが、AM品質保証の中心的な考え方です。
また、AMの導入を社内で進める際には、技術部門だけでなく、品質保証部門、調達部門、経営層、顧客対応部門まで含めた共通理解が必要になります。そのため、規格や品質保証を単なる「技術の話」として閉じず、組織全体で理解できる形に翻訳することが重要です。
AM品質保証で企業が直面しやすい課題
AM品質保証に取り組む企業では、次のような課題がよく見られます。
まず多いのが、「品質保証の全体像が見えない」という課題です。材料管理、設備管理、工程条件、検査方法、教育訓練など、それぞれの要素は理解していても、全体としてどう結びつけるべきかが見えにくいケースがあります。
次に、「国際規格をどう実務へ落とし込めばよいかわからない」という課題です。ASTMやISO/ASTMの規格文書を読んでも、実際の社内フローや品質文書、運用手順にどう反映すべきか悩む企業は少なくありません。
さらに、「社内で部門ごとの認識がそろわない」という問題もあります。製造現場は運用性を重視し、品質保証部門は証跡や再現性を重視し、経営層は投資対効果を気にするため、共通言語がないと議論が前に進みにくくなります。
加えて、「重要用途への適用を見据えたときに、どのレベルまで管理が必要なのか判断できない」という悩みもあります。部品の用途やリスクレベルによって、必要な品質保証の深さは変わるため、規格を踏まえた整理が必要です。
こうした課題を解決するためには、単発の情報収集だけでなく、体系的な講義と実務支援の両方が有効です。
プロメシアンが提供するAM品質保証支援
プロメシアン株式会社では、AM品質保証を「理解」で終わらせず、「実行」までつなげる支援を行っています。
講義・セミナー
社内教育や部門横断での意思統一に向けて、非技術者にも伝わるわかりやすい講義を提供します。日本語ベースで体系的に理解できる構成で、AM品質保証の全体像を整理できます。
規格そのものの説明だけではなく、なぜその考え方が必要なのか、どのように現場判断へつながるのかまで含めて解説することで、参加者が実務へ結びつけやすい講義を目指しています。
企業向けカスタム講義
業界、用途、社内課題に応じて内容を最適化し、経営層から現場担当者まで幅広く対応します。
AMの導入段階、対象部品の重要度、社内体制、既存の品質マネジメントシステムの状況によって、必要な内容は異なります。プロメシアンでは、各企業の実情に合わせて、重点テーマを選定しながらカスタム講義を設計します。
AM品質保証コンサルティング
ロードマップ策定、品質保証体制の構築支援、ASTMやDNVなどの規格対応、実行フェーズまで伴走し、AM導入を実務で機能する仕組みに変えていきます。
講義を受けて理解した内容を、実際の運用フロー、社内文書、チェックポイント、教育体制、監査対応へと落とし込む段階では、より実践的な支援が重要になります。プロメシアン株式会社では、AM品質保証を現場で回る仕組みにするための支援を行っています。
ASTM公式として、そして日本法人として支援します
AMの量産展開や重要用途への適用では、国際基準に基づいた品質保証が不可欠です。プロメシアンは、講演を通じた知識提供だけでなく、日本国内での具体的な課題整理、教育、体制構築、実装支援まで一貫して対応します。
講演の価値は、国際的な枠組みで整理された知識を学べることにあります。一方で、実際の企業活動では、日本国内の組織体制、意思決定プロセス、現場運用、部門間連携といった固有の事情も重要です。
そのため、講演で得た知識を実装へつなげるには、日本語での丁寧な支援、社内向け説明、個別相談、段階的な導入設計が欠かせません。プロメシアン株式会社は、ASTM公式の知見と、日本国内企業への実務支援の両面から、AM品質保証を支援します。
こんな企業におすすめです
本講演およびプロメシアンのAM品質保証支援は、特に次のような企業におすすめです。
・AM導入を進めているが、品質保証体制に不安がある企業
・試作段階から量産段階へ進みたい企業
・AMを重要用途へ適用するための基準づくりを進めたい企業
・ASTMやISO/ASTM規格を実務へ落とし込みたい企業
・品質保証部門と製造部門の共通理解を深めたい企業
・社内教育や経営層向け説明が必要な企業
AM品質保証は、一部門だけで完結するテーマではありません。だからこそ、全体像を共有できる講演や、実際の課題に合わせた個別支援の価値が高まっています。
よくある質問
AM品質保証とは何ですか?
AM品質保証とは、積層造形で製造される製品の品質を安定的に確保するために、材料、設備、工程、検査、運用体制を体系的に管理する考え方です。単なる製造条件の管理だけでなく、再現性や証跡、説明可能性まで含めて整えることが重要です。
講演ではどのような内容を学べますか?
ISO/ASTM規格に基づく品質保証の基礎、材料認証、工程認証、オペレーター認証、IQ/OQ/PQ、ケーススタディなどを体系的に学べます。AM品質保証の全体像を理解したい方に適した内容です。
講演後に個別相談は可能ですか?
はい。プロメシアン株式会社では、社内講義、企業向けカスタム講義、AM品質保証コンサルティングまで対応しています。講演で学んだ内容を、自社の運用や体制づくりへどう落とし込むかについてもご相談いただけます。
非技術者でも理解できますか?
はい。AM品質保証は専門的な内容を含みますが、講演では全体像が理解しやすいよう整理して解説しています。経営層、品質保証部門、製造部門、研究開発部門など、幅広い立場の方に役立つ内容です。
