プロメシアン株式会社、DEEPCORE主催のAI特化型インキュベーション拠点「KERNEL」に採択
プロメシアン株式会社は、株式会社ディープコア(DEEPCORE Inc.)が主催するAI特化型インキュベーション拠点「KERNEL」に採択され、本拠点を利用開始することとなりました。
今回の採択は、TOKYO SUTEAM DEMO DAY 2026をきっかけに生まれたDEEPCORE社との接点を起点とするものです。プロメシアンは同イベントにおいて、創業部門で最多となる協定事業者賞3件を受賞しており、そのうちの1社としてDEEPCORE社より評価をいただきました。
今後は、本拠点を活用しながら、AI、3Dプリント、デジタルファブリケーション、設備保全、技術実装支援などの領域において、新たな事業開発や協業機会の創出を目指してまいります。
KERNELについて
KERNELは、DEEPCOREが運営する会員制のAI特化型インキュベーション拠点です。AI技術者、研究者、起業家、スタートアップ関係者などが集い、技術の社会実装や事業創出を目指すコミュニティとして展開されています。
AIや先端技術を活用した新規事業の創出においては、技術そのものに加え、事業開発、資金調達、人材、マーケット理解、実証の場など、多様な要素が必要となります。KERNELは、こうした要素をつなぐ場として、起業家や研究者、技術者が互いに学び合い、次の挑戦へ進むための環境を提供しています。
プロメシアン株式会社にとって、KERNELへの参加は、単なるワークスペース利用ではありません。AI・ディープテック・スタートアップ領域の実践者と接点を持ち、ものづくり産業における技術実装の可能性を広げるための重要な機会と位置づけています。
KERNEL HONGOについて
本拠点は、東京・本郷エリアに位置するKERNELの拠点です。本郷は、大学、研究機関、スタートアップ、技術系コミュニティとの距離が近く、研究開発や起業支援の文脈においても親和性の高いエリアです。
本拠点には、交流やディスカッションに適したラウンジスペース、ミーティングに活用できる空間、スタートアップ関係者や技術者が集うコミュニティ環境が整えられています。プロメシアンでは、この環境を活用し、社外の専門家、起業家、研究者、パートナー企業との対話を深めていきます。
特に、プロメシアンが取り組む金属3Dプリント、リバースエンジニアリング、デジタル在庫、設備補修AMといったテーマは、製造業の現場課題と先端技術の接点にあります。本拠点で得られるネットワークや知見を活かすことで、AIとものづくりを組み合わせた新たな実装モデルの検討を進めてまいります。

Tokyo SUTEAM DEMO DAY 2026をきっかけとした接点
今回のKERNEL採択につながる接点は、東京都が推進するスタートアップ支援事業「Tokyo SUTEAM」における活動をきっかけに生まれました。
プロメシアン株式会社は、TOKYO SUTEAM DEMO DAY 2026において、「金属3Dプリントを活用した設備補修・再生」の取り組みを発表しました。この取り組みは、廃番部品の調達困難、海外調達による長納期、図面が残っていない設備部品、突発停止による損失といった、製造業や設備保全の現場が抱える課題に対して、DED方式の金属3Dプリント、リバースエンジニアリング、デジタル在庫を組み合わせて解決を目指すものです。
同イベントでは、プロメシアンは創業部門で最多となる協定事業者賞3件を受賞しました。DEEPCORE社からの評価もその一つであり、今回のKERNELへの採択は、Tokyo SUTEAMを通じて生まれたつながりが、次の具体的な活動へ発展したものと受け止めています。
プロメシアンでは、Tokyo SUTEAMで得た機会を、単発の受賞や登壇実績にとどめず、事業開発、協業、技術実装、人材ネットワークの拡大につなげていくことを重視しています。今回の本拠点の利用開始も、その延長線上にある取り組みです。
LINKS by KERNELなど関連プログラムへの関心
プロメシアン株式会社は、KERNELへの参加に加え、DEEPCORE社が展開する関連プログラムにも関心を持っています。その一つが「LINKS by KERNEL」です。
LINKS by KERNELは、AIスタートアップとの出会いを創出し、スキルを持つ人材がスタートアップ領域で活躍する機会を広げるためのコミュニティとして紹介されています。プロメシアンでは、技術者、クリエイター、事業開発人材がAIスタートアップや先端技術領域と接続することには、大きな可能性があると考えています。
当社が取り組む設備補修AMやデジタルファブリケーションの領域では、材料、設計、製造、検査、データ管理、営業提案、顧客対応など、多くの工程が複雑につながっています。こうした領域にAIエージェントやデータ活用を組み込むことで、従来は属人的だった業務を再設計し、より速く、より柔軟に社会実装へ進める可能性があります。
その意味で、KERNELやLINKS by KERNELを通じたAI人材・スタートアップ人材との接点は、プロメシアンの次の成長にとって重要な学びの機会になると考えています。
AIエージェントネイティブな企業を目指すために
プロメシアン株式会社は、今後の事業成長において、AIエージェントを単なる業務効率化ツールとしてではなく、企業活動の前提となる基盤として活用していく可能性を模索しています。
当社が目指すのは、AIを後付けで導入する企業ではなく、最初からAIエージェントとの協働を前提に、業務プロセス、情報共有、顧客対応、技術検討、営業活動、教育コンテンツ制作、研究開発支援を設計する「AIエージェントネイティブ」な企業です。
例えば、設備補修AMの領域では、顧客からの相談内容、破損部品の状態、既存図面の有無、材料情報、造形可否、納期、コスト、リスク評価など、多くの情報を横断的に扱う必要があります。AIエージェントを活用することで、こうした情報を整理し、初期提案の作成、技術検討の補助、ナレッジの蓄積、プロジェクト管理の高度化を実現できる可能性があります。
また、プロメシアンがこれまで取り組んできた講師活動や教育支援においても、AIエージェントは大きな可能性を持っています。受講者の理解度に応じた教材設計、3Dプリントやデジタルファブリケーションに関する学習支援、社内研修コンテンツの生成、技術資料の整理など、教育と実装をつなぐ新しい仕組みづくりが期待されます。
KERNELへの参加は、こうした構想を検討し、実践者との対話を通じて具体化していくための重要なきっかけです。AIエージェントネイティブな組織づくりを進めるうえで、本拠点を活用し、先端技術領域の知見やスタートアップのスピード感を学びながら、プロメシアンらしい実装の形を探ってまいります。
プロメシアンが目指す技術実装の方向性
プロメシアン株式会社は、金属3Dプリントを単なる造形技術としてではなく、産業を止めないための社会実装技術として育てていくことを目指しています。
国内の製造業やインフラの現場では、老朽化設備の維持、保全部品の確保、図面の喪失、技能継承、突発停止時の復旧など、多くの課題が顕在化しています。こうした課題に対して、当社は金属3Dプリント、リバースエンジニアリング、デジタル在庫、技術教育を組み合わせることで、「壊れたら交換する」だけではなく、「壊れても再生できる」産業インフラの構築に取り組んでいます。
今後は、ここにAIやAIエージェントの活用を組み合わせることで、設備情報の整理、補修可否の判断支援、過去事例の参照、見積・提案の高速化、教育コンテンツの自動生成など、より実践的な技術実装の仕組みをつくっていきたいと考えています。
KERNELでの活動を通じて、AI・ディープテック・スタートアップ領域の知見を吸収し、プロメシアンが取り組むものづくりの現場課題と接続していくことで、より大きな社会的価値を生み出すことを目指します。
今後の展望
今回のKERNEL採択およびKERNEL HONGOの利用開始を通じて、プロメシアン株式会社は、AIと製造業、デジタルファブリケーションと設備保全、教育と社会実装をつなぐ活動をさらに加速させてまいります。
具体的には、KERNELを通じた起業家・研究者・技術者との交流、LINKS by KERNELなど関連プログラムへの関心を起点とした人材・事業機会の探索、AIエージェント活用に関する社内外での検討、そして設備補修AMの社会実装に向けた協業可能性の拡大に取り組みます。
プロメシアンは、これからも金属3Dプリントやデジタルファブリケーションの可能性を、現場で使える技術として社会に実装していきます。そして、AIエージェントネイティブな企業への進化を視野に入れながら、産業を止めない仕組みづくり、技術者が挑戦しやすい環境づくり、新しい製造業のあり方の創出に挑戦してまいります。
