DED方式とは?
DED(Directed Energy Deposition)方式は、従来の溶接技術をルーツに持つ、産業応用に最適な金属3Dプリント方式です。ワイヤーを熱源(アークまたはレーザー)で溶融し、ロボット制御により積層造形を行うため、大型構造部品の製造や補修に最適です。
DED方式の特徴
- 大型造形が可能(1m超の部品造形対応)
- 汎用溶接ワイヤーを使用、承認済み材料の種類が豊富で材料コスト低
- 高い材料利用効率と低コスト生産
- 補修・肉盛り加工による再生利用が可能
- 造形後の後加工による仕上げ自由度
溶接技術に根ざした信頼性
DED方式、特にワイヤーDED方式は、MIG/MAG溶接に代表される長年の工業技術をベースに構築されています。このため、既存の溶接技術者のノウハウを活かしやすく、設備導入もスムーズです。
世界でのDED活用事例(Wohlers Report 2024より)
- 航空宇宙分野:GEやMTU Aero Enginesがエンジン部品の補修にDEDを活用
- 原子力分野:フランスCEAが炉心部品をDEDで再構築し延命に成功
- 新素材応用:Cu-Ni系など高熱伝導素材を安全・高速に造形
※追って追記していきます。
プロメシアンでの活用例
- 鋳造不可な複雑形状のモデル化・造形・計測
- MIG溶接ノウハウを活かした破損部のロボット修復
- 3Dプリント部品の後加工・非破壊検査・材料試験による実用性評価

DED技術のご相談・お問い合わせ
プロメシアンでは、ワイヤーDED方式による金属部品の試作、補修、大型構造造形のご相談を受け付けております。
- 📧 メール:koga@promethean.co.jp
- 📞 TEL:090‑8796‑1114(平日 9:00–18:00)
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