HPI RBM専門研究委員会にて講演します
このたび、プロメシアン株式会社 代表の古賀洋一郎は、2026年6月16日午後に、プラント保全におけるAM(Additive Manufacturing:積層造形)利用をテーマとして、HPI RBM専門研究委員会で講演することとなりました。
今回の講演は、群馬大学の岩崎先生よりご連絡をいただいたことをきっかけに実現したものです。
委員会では、リスクベースメンテナンス(RBM)の国内普及に向けて、圧力設備に限らず保守管理全般に適用できる技術開発や規格化に取り組まれており、保全分野の実務・研究の双方に関わる方々が集まっています。
そのような場で、3DプリンタをはじめとするAM技術を、保全の現場でどのように活用できるかというテーマについて話題提供できることを、大変光栄に感じています。
プラント保全においてAM活用が注目される理由
プラント保全の現場では、設備ごとに異なる条件への対応や、短期間での補助部材・治具の準備が求められる場面があります。
既製品だけでは対応が難しいケースや、一品一様の対応が必要になるケースも少なくありません。
こうした文脈において、AMは次のような価値を持ちます。
1. 一品一様の治具製作に対応しやすい
保全現場では、対象設備や劣化状況に応じて、専用治具や補助具が必要になることがあります。
AMは、こうした少量・個別対応に適した製造手段です。
2. 短納期対応との相性が良い
設備保全では、対応スピードが重要になる場面があります。
設計変更や試作を素早く反映しやすいAMは、リードタイム短縮の観点でも有効です。
3. 現場改善を具体化しやすい
保全の現場では、実務担当者の工夫から有効な改善案が生まれることが多くあります。
AMを活用することで、そうしたアイデアを試作し、形にし、検証するまでのハードルを下げることができます。
今回の講演テーマ
今回の講演では、「プラント保全におけるAM利用」という文脈を中心に、以下のような観点を取り上げる予定です。
- 保全現場におけるAM活用の可能性
- 一品一様の治具・補助具製作とAMの親和性
- 部品供給の柔軟化・迅速化への応用
- 産業用途におけるAM活用の現状と今後の展望
保全の現場では、既製品では対応しきれないケースや、短期間で必要な治具・補助部材を製作しなければならない場面が少なくありません。
たとえば、設備の一部劣化に対し、次回の定期修理まで安全かつ合理的に延命するための対応が求められることがあります。そうした局面において、必要なものを必要な形で迅速に製作できるAM技術は、非常に有力な選択肢となり得ます。

AMは保全の選択肢を広げる技術
AMの価値は、単に「複雑形状が作れる」ことだけではありません。
保全の文脈で見たときには、むしろ次のような価値が重要になると考えています。
1. 少量・個別対応に強い
プラント保全では、対象設備や設置環境に応じた個別対応が必要です。
AMは、少量生産や一品ものに適しており、現場ごとの事情に合わせた治具や部材の製作と相性が良い技術です。
2. リードタイム短縮に貢献できる
調達に時間がかかる部品や、既製品では対応しづらい形状に対して、AMを活用することで設計から製作までの時間短縮が期待できます。
これは、設備停止時間や保全対応の柔軟性にも関わる重要なポイントです。
3. 現場発想の改善を形にしやすい
保全部門では、現場から生まれる工夫や改善案が多数あります。
AMは、そうしたアイデアを試作・実装しやすくする手段としても有効です。
従来であれば形にしづらかった現場起点の改善を、よりスピーディに具体化できます。
プロメシアンは講演・情報提供のご相談を受け付けています
プロメシアン株式会社では、今回のようなAM(積層造形)や3Dプリンタの産業活用に関する講演・情報提供のご相談を受け付けています。
たとえば、以下のようなテーマに対応可能です。
- 3Dプリンタ/AMの産業応用
- 保全・補修・治具製作への活用可能性
- 金属3Dプリントの基本と実務導入
- 製造業におけるAM導入の考え方
- 新規事業・研究開発テーマとしてのAM活用
研究会、勉強会、企業内セミナー、業界団体向けの講演など、内容や対象者に応じてご相談いただけます。
講演のご相談はお問い合わせフォームから
講演依頼や情報交換、登壇相談をご希望の方は、当サイトのお問い合わせフォームよりご連絡ください。
「こうしたテーマで話せるか知りたい」
「自社の業界や用途に合わせて相談したい」
「勉強会や委員会でAM活用について話してほしい」
といった段階でも問題ありません。
具体化前のご相談でも受け付けております。
最後に
このような貴重な機会をいただいた岩崎先生ならびに関係者の皆さまに、心より感謝申し上げます。
プロメシアン株式会社としても、AM技術を単なる試作手段ではなく、産業現場の課題解決に資する実用技術として広げていけるよう、引き続き取り組んでまいります。
2026年6月16日の講演では、プラント保全分野におけるAM活用の可能性について、実務的な視点から議論できることを楽しみにしています。
