「ものづくりを、見る側から、つくる側へ。」学生との対話から見えた可能性
プロメシアン株式会社は、2026年8月2日にTokyo Innovation Baseで開催された「Startup Internship Fes 2026」に出展しました。ブースでは、金属AM・研究開発、AI・ソフトウェア開発、事業開発・広報を横断する長期インターンを紹介しました。特に、実際の設備や材料を扱うものづくりに関心を持つ学生から、多くの反響がありました。
2026年8月2日、Tokyo Innovation Baseで開催された東京都主催の「Startup Internship Fes 2026」に、プロメシアン株式会社として出展しました。
当日はブース展示と2分間のアピールピッチを通じて、プロメシアンが取り組む金属3Dプリント、品質保証、AI・ソフトウェア開発、事業開発について紹介しました。
今回の出展を通じて強く感じたのは、実際の設備を動かし、金属部品をつくり、実験・解析まで行うディープテック企業で働く経験を求めている学生が、想像以上に多いということです。

Startup Internship Fesとは
Startup Internship Fesは、スタートアップでのインターンシップを学生のキャリアの選択肢として広げることを目的に開催されたイベントです。
当日は、企業紹介ブース、スタートアップによるアピールプレゼン、パネルディスカッション、トークセッション、ワークショップ、企業ブースを巡るDiscovery Tourなどが行われました。会場には、スタートアップやインターンに関心を持つ学生と、多様な分野の企業が集まりました。
参加申込者は374名で、そのうち73%が「インターン先を探したい」と回答していました。また、59%が「スタートアップを知りたい」、同じく59%が「進路の選択肢を広げたい」と回答しており、具体的な応募と将来のキャリア形成を意識した学生が多く参加したイベントでした。
プロメシアンはブース15に出展
プロメシアン株式会社は、テック・AI・SaaS分野の「技術探究タイプ」として、ブース15に出展しました。
技術探究タイプは、AI、SaaS、ロボティクス、データ活用、研究開発などに関心を持つ学生を主な対象としています。プロメシアンが取り組む金属AM、品質保証、データ解析、AI開発との親和性が高い分類でした。
ブースでは、次の2種類の展示物を用意しました。
- プロメシアンの事業と技術を紹介するA1ポスター
- 長期インターンの仕事内容と参加条件を紹介するA3チラシ
A1ポスターでは、
再調達に、新たな選択肢を。
というメッセージを中心に、廃番、長納期、海外依存などで入手が難しくなった産業用金属部品を、金属3Dプリントと品質データによって補修・再製作する取り組みを紹介しました。
A3チラシでは、
最先端のものづくりを、見る側から、つくる側へ。
というメッセージを掲げ、学生が実際に挑戦できる仕事内容を紹介しました。
学生に紹介した3つの仕事
今回募集した長期インターンでは、学生の関心、経験、適性に応じて、主に3つの領域での参加を想定しています。
1.金属AM・研究開発
- 金属AM設備の操作・条件検証
- プロセスパラメータ解析
- 実験計画・試験管理
- 3Dスキャンや金属部品の補修・再製作
- 技術文献や国際規格の調査
金属3Dプリントは、装置を動かすだけで成立する技術ではありません。
材料、熱源、造形速度、入熱、積層経路、部品形状など、多数の条件が品質に影響します。インターンにも、単なる作業補助ではなく、実験条件と結果の関係を考える仕事に関わってもらうことを想定しています。
2.AI・ソフトウェア開発
- AIエージェントの開発
- AIを活用した内製ソフトウェア開発
- 品質・実験データの整理と可視化
- 実験管理や報告書作成の効率化
- 品質記録や社内業務を支援するツール開発
プロメシアンが目指しているのは、金属部品を加工するだけの会社ではありません。
実部品の補修・再製作を通じて得られる製造、検査、解析データを蓄積し、将来的には品質判断や品質証跡の作成を支援する基盤へ発展させます。
そのため、AIやソフトウェア開発も事業の重要な領域です。
3.事業開発・広報
- 市場や顧客課題の調査
- SNS・技術コンテンツの制作
- 提案資料、ピッチ資料の作成
- PoCや新規事業の企画
- 展示会・イベント運営
技術が優れているだけでは、産業への実装は進みません。
どの企業の、どの部品に、どのような課題があるのかを調べ、技術を顧客価値へ翻訳する必要があります。文系・理系を問わず、技術と市場をつなぐ役割に関心を持つ学生にも参加してもらいたいと考えています。
「ものづくり」に関心を持つ学生が集まった
イベント当日、プロメシアンのブースには、ものづくり、機械、材料、研究開発、AI、起業などに関心を持つ学生が次々と訪れてくれました。
会場全体には、AI、SaaS、HR、マーケティング、コンサルティングなど幅広い企業が出展していました。一方、会場を見渡した範囲では、実際に産業設備を使用し、金属部品を製造し、実験や評価まで行うスタートアップは非常に少ないように感じました。
これは、ものづくり企業として目立つことができたという意味では嬉しい結果です。
一方で、日本のスタートアップ業界において、設備、材料、製造工程を扱う企業がまだ少ない可能性も感じました。
プロメシアンのブースに学生が集まった理由の一つは、
実際の設備を動かしたい
画面の中だけでなく、物理的な製品をつくりたい
技術とAIの両方を経験したい
という学生側の需要に対し、ものづくり系の受け皿が十分ではなかったからかもしれません。
会場で生まれたキラーフレーズ
学生との対話を通じて、プロメシアンのインターンを端的に表す言葉として、次のフレーズが生まれました。
コードも書く。金属もつくる。事業もつくる。
この言葉には、プロメシアンのインターンで経験できる3つの要素が含まれています。
- AIやソフトウェアを開発する
- 金属AMを使って実際の部品をつくる
- 技術を顧客価値や事業へ変える
どれか一つに限定するのではなく、技術、製造、データ、事業を横断できることが、少人数のディープテック企業で働く魅力だと考えています。
学生から寄せられた関心
イベントでは、特に次のような質問や関心が多く見られました。
金属3Dプリントの実機を操作できるのか
経験や安全教育の状況に応じて、調査、実験補助、データ整理から開始し、段階的に実機操作や条件検証へ進むことを想定しています。
専門外でも参加できるのか
文理・経験は問いません。
金属AMや品質保証に関する専門知識がなくても、AI開発、市場調査、広報、データ整理などから参加できます。本人の関心や得意分野と、プロメシアンの実務テーマを相談しながら担当を決めます。
学業や研究と両立できるのか
週1〜2日またはプロジェクト単位を基本とし、試験、研究室、授業等の予定を踏まえて相談します。
申込者全体でも、34%が学業との両立を不安として挙げていました。柔軟な勤務設計は、学生インターンを受け入れる企業側にとって重要な課題です。
将来の起業や新規事業に役立つのか
プロメシアンは、研究開発だけではなく、資金調達、工場拡張、品質保証、営業、採用、パートナー連携などを同時に進めている創業期の会社です。
将来、起業や新規事業に挑戦したい学生にとって、会社が立ち上がり、事業が形になる過程を間近で経験できる環境があります。
代表自身も長期インターン経験者
代表の古賀自身も、学生時代に半年間の長期インターンを経験しています。
その経験から、学生がインターンに求めるものは、単に会社を見学することではなく、
- 実務を任されること
- 自分の成果が形になること
- 社会人や経営者と直接仕事をすること
- 将来の選択肢が増えること
だと考えています。
一方で、学生の希望だけを優先するのではなく、会社の実務と接続し、成果と責任が伴うテーマにすることも重要です。
プロメシアンでは、本人の関心、能力、成長段階を踏まえつつ、実際の事業に必要な仕事を担当してもらう方針です。
イベントを通じて見えた採用上の課題
今回のイベントでは、多くの学生と接点を持つことができました。その一方で、今後整備すべき点も明確になりました。
1.インターンテーマの標準化
学生ごとにゼロから業務を設計すると、受入側の負担が大きくなります。
今後は、次のような複数の標準テーマを用意したいと考えています。
- 金属AM実験・データ解析コース
- AIエージェント・社内ソフト開発コース
- 事業開発・市場調査コース
- SNS・技術広報コース
2.安全教育と情報管理
金属AM設備、顧客部品、実験データを扱うため、安全教育と守秘義務は欠かせません。
学生がアクセスできる設備、データ、顧客情報の範囲を明確にし、段階的に権限を広げる仕組みを整備します。
3.指導者とレビュー体制
少人数の会社では、インターンの裁量が大きくなる一方、指導が属人的になりやすい課題があります。
週次レビュー、実験記録、成果物の基準、相談ルートを整え、「任せる」と「放置する」を混同しない運営が必要です。
4.採用後のキャリア設計
インターンでの成果や本人の希望に応じて、アルバイト、継続プロジェクト、卒業後の正規雇用へつながる可能性もあります。
ただし、雇用を前提とするのではなく、インターン期間中の成果、役割適合、本人と会社双方の希望を踏まえて判断します。
今後に向けて
今回の出展を通じて、ものづくりやディープテックに挑戦したい学生が、確実に存在することを確認できました。
また、金属AM、AI、品質保証、事業開発を横断するプロメシアンの仕事は、従来の「理系の研究インターン」や「IT系インターン」とは異なる魅力を持っていることも分かりました。
今後は、イベントで出会った学生との面談を進めながら、インターン受入体制を具体化していきます。
プロメシアンが目指すのは、学生に作業を依頼するためのインターンではありません。
未来の製造業を、一緒につくる仲間を増やすこと。
金属AM、品質保証、AI、ものづくり、起業、新規事業に関心を持つ学生の皆さんと、継続的に出会える仕組みをつくっていきます。
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イベント概要
イベント名: Startup Internship Fes 2026
開催日: 2026年8月2日
会場: Tokyo Innovation Base
主催: 東京都
プロメシアン出展ブース: No.15
プロメシアンは、13時54分頃から2分間のアピールプレゼンを行い、16時20分から16時35分頃にはDiscovery Tourの訪問対象ブースとして学生を迎えました。
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