ASTMのCenter of Excellenceに代表・古賀洋一郎が登場 — 日本のAM認証議論に当社も参画(2025.07)

プロメシアン株式会社代表の 古賀洋一郎 が、ASTM Center of Excellence(AM CoE)の公式来訪に同行し、日本の積層造形(Additive Manufacturing, AM)認証体制の強化に向けた議論に参加したことをお知らせいたします。

ASTM Center of Excellenceによる日本でのAM認証対話に参加するプロメシアン代表 古賀洋一郎と業界関係者が工場視察する様子
ASTM Center of Excellence の Dr. Alex Liu 氏・Enora Rogers 氏らとの対話および XAM・NTTデータ大阪工場での見学に参加するプロメシアン代表 古賀洋一郎

🔍 背景と概要

  • 訪問者:ASTM APAC先進製造プログラムディレクター Dr. Alex Liu 氏、Wohlers Associates powered by ASTM の積層造形製品開発スペシャリスト Enora Rogers 氏。
  • 訪問先:大阪の株式会社 NTTデータ ザムテクノロジーズ(工場)。
  • 同行者のひとりとして、プロメシアン株式会社代表 古賀洋一郎が参加。日本3Dプリンティング産業技術協会(J3DPA)などの関係団体のメンバーとともに、現地で意見交換を行いました。

🏭 主な内容・議論のポイント

  1. 設備見学と現場理解の共有
     NTTデータ ザムテクノロジーズの一貫生産設備を実際に視察し、AM導入における現場の実態や生産ラインの課題を確認。
  2. 品質確保における人材の重要性
     工場運営において、オペレーターのスキルや知識が部品品質に直結するという指摘。標準化された基準があっても、人材育成が不可欠であることが共有されました。
  3. 認証・評価の標準化の必要性
     生産コストを抑えながら、よりスピーディで信頼性のある認証プロセスを確立することが、AMのより広範な産業活用を促進するための鍵である、という意見が合意されました。
  4. AMCC (ASTM Additive Manufacturing Certification Consortium) の展望
     ASTMのAM認証制度である AMCC の運用認証が、多業種における信頼できる部品製造者向けの基準としての普及を目標にしていることが強調されました。これにより、航空宇宙・医療などの分野での利用拡大も期待されています。

💡 プロメシアンの関わりと方向性

プロメシアンはこの場において、以下のような役割・展望を持って活動していきます:

  • 認証制度の標準化プロセスへの参加を通じて、自社製品(特に3Dプリント部品)の品質向上を図る
  • オペレーターの専門性・技術力強化を促進し、認証基準に見合う体制構築を進める
  • AMCC 等の国際的認証枠組みを活用しながら、日本国内外での信頼性を確立することで、製品の採用範囲を拡大する

📣 今後の展望

  • ASTMやAM CoEとの対話を継続し、認証取得に向けた具体的なプロジェクトを推進
  • 国内の3Dプリント産業界およびJ3DPA等の団体と連携し、実務レベルでの標準・評価基準を普及させる
  • 製造コスト・プロセス合理化を図りつつ、安全性・品質に関する認証を備えた製品開発を強化

ASTM公式リンク

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